みちのく復興事業パートナーズ

これまでの取り組み

被災地域の健康を守る支援活動を行うNPOに社員を派遣し、
業務効率化、活動の見える化を支援

株式会社損害保険ジャパン:石巻の復興支援に取り組む団体へ社員を派遣
(2012年7月~2012年9月)

▶ 支援先 | キャンナス東北 / 宮城県牡鹿エリア

[事業概要]
地域の看護師たちとともに、以下の活動を展開している。

  • 訪問看護・介護ステーション立ち上げ(一人開業支援):
    気仙沼本吉町、石巻市を中心に地元訪問看護ステーションではカバーしきれない利用者を対象にした、訪問看 護・介護・リハビリテーションの実施。雇用創出。
  • デイサービスの立ち上げ:
    上記エリアにて、うつ・アルコール依存傾向にある利用者を中心としたデイサービス実施。雇用創出。
  • 避難所、地域、仮設住宅において多職種協働での環境改善、健康相談、心のケア、イベントなどのボランティア活動
みちのく仕事プロジェクト紹介

[ニーズ]

活動によって蓄積された住民データを取りまとめて可視化し、現地情報を地域の課題として情報発信していくこと。また、スタッフがエクセルやSalesForceの基本的な使い使い方に習熟し、業務に活用してオペレーションを改善すること。
  • 業務フローの改善とその定着
  • 住民情報のデーターベース化、蓄積したデータから得られる課題の可視化
  • 助成金申請書の作成支援
  • Excel、SalesForceなどOAスキルのキャパシティビルディング
キャンナス東北

株式会社損害保険ジャパンは、石巻を拠点に活動しているキャンナス東北へ3か月にわたり、計10名の社員を派遣しました。

キャンナス東北は、ボランティアの看護師や作業療法士と仮設住宅や在宅避難者を巡回し、高齢者の孤独死や孤立を防ぐ取り組みを続けています。 派遣された社員は、日頃の業務スキルを活かし、キャンナス東北に集まる住民情報のデータベースを作成し、地域の医療福祉介護の課題を可視化するとともに、業務フローを見直す支援を実施し、キャンナスがより活動に注力できるように環境作りをサポートしました。

 

社員派遣までのプロセス

[キャンナス東北の声]

「被災地で訪問看護・介護等の活動をしていると、毎日たくさんの情報が集まってきますが、外部に発信する時に、言葉だけでなく状況を分析、データ化まではとてもすることができず、目の前の活動に力を注ぐ事に精一杯になっていました。損保ジャパンの皆さんに作っていただいたデータを元に、市の担当者に今年度の活動内容を早速報告しました。黙っていても被災地に目を向けていただける時期が終わった今、キャンナス東北がこれから活動していく中で、損保ジャパンの皆さんと協働で作ったデータが、私達の力になっていくと思います。 関わってくださった皆さまに感謝しています。」

[現地で活動した社員の声]

  • 日々の業務意識と医療分野で活動しているボランティアの方々の考え方の違いが新鮮だった。今後、社内業務を進める時にも、関わる人達の考え方の違いをコミュニケーションを通じて理解していきたい。
  • 普段当たり前に行っている自分の仕事にも意味があるものだと気づかされた。
  • 瓦礫撤去のようなボランティアとは違った形で、現地支援ができるのだと感じた。このような支援ができるのは企業だからこそではないか。